はじめに
この春から失業保険の制度が少し変わり、待機期間が短くなって給付が早く始まるようになりました。ありがたい制度です。
先日、私も初めてハローワークに行って手続きをしてきました。
今回は 「初回手続きの持ち物・流れ」 と、実際に行ってみて感じた 独特の雰囲気や注意点 をまとめます。
これから行く方の参考になれば嬉しいです。
失業保険 初回手続きに必要な持ち物と流れ【2025年版】
ハローワークの案内される持ち物リストは次の通りです👇
- 離職票 1,2(※私はPDFを印刷して持参しました)
- 個人番号確認書類(マイナンバーカード、個人番号の記載のある住民票など)
- 身元確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 写真(縦3×横2.5cm)※ただしマイナンバーがあれば不要
- 本人名義の通帳やキャッシュカード(口座番号の確認が必要)
👉 ポイントは「マイナンバーがあれば写真不要」なこと。無駄に準備しなくて済むので助かります。
👉また、受給には「ハローワーク求職登録」が必要です。事前にインターネット(会社からもらえるチラシのQRコード)から登録しておくと、窓口での時間短縮につながります。
当日の流れ(初回)
- 受付で番号札を取りマイナンバーで本人確認、簡単に氏名を書く用紙を記入。
- 最初の窓口で事前登録済みの求職登録内容を確認。追加事項があれば口頭で伝え、入力してもらえる。ここでファスナー付きポーチに入れられた自分の書類を持って2階へ。
- 2階へ移動し失業保険の仕組みや今後の流れの説明を受ける。
- 離職票や本人確認を確認。
- 次回(初回認定日)の案内を受ける。厚めのパンフレットと必要書類を受け取って終わり。
私の場合は空いていたこともあり、トータルで1時間弱でした。

求職登録内容を、事前に登録しておいたのが時間短縮のポイントでした!
離職票-2で必ず確認すべき2つのポイント
ハローワークで提出する「雇用保険被保険者離職票-2」には、給付開始時期を左右する大事な情報が2つあります。
どちらも確認しておかないと窓口で慌てるので、体験を踏まえてまとめます。
離職理由コード(事前にチェックしておく)
離職票-2の右上あたりにある数字+アルファベットのコードです。
この「離職理由コード」で、会社都合か自己都合かがひと目でわかります。
- 2で始まるコード → 自己都合退職(新制度では1か月の給付制限に短縮)
- 3で始まるコード → 会社都合退職(変更なし:7日待機後すぐ受給開始)
👉 私は事前にチャットくん(ChatGPT)から「ここを必ず確認しておきましょう」と言われていたので、スマホで撮影+拡大して読み、確認済みでした。
おかげで「給付開始がどのタイミングになるか」を把握して安心できました。

具体的事情記載欄(当日必ず確認される・砂粒文字に注意)
ところが実際に2階窓口で職員さんに「ここを確認してください。問題ないですね?」と言われたのは、
コードではなく、その下にある「具体的事情記載欄」でした。
この欄には、事業主が記入した退職の詳細理由が印字されています。
例:
- 契約期間満了
- 更新希望せず
- 派遣先都合で終了
一見ただの細かい備考欄のようですが、ここに書かれた内容によっても、給付開始時期や扱いが変わる大事な部分です。
しかも(事業主用)とありますが、万が一訂正が必要であれば可能な箇所でもあります。
👉 問題はその文字サイズ。ここもやはり砂粒のように小さいうえに、印字も薄め。
私のシニアグラスではほとんど読めず、窓口で焦ってしまいました。
職員さんも淡々と「これでいいですね?」と確認するだけなので、慌てて「はい」と答えてしまうことに…。
あとでスマホで撮影して拡大したら読めて安心しましたが、最初から見ておけばよかったです。
ちなみに息子に読ませたら普通に見えていて「若い目玉すごい!」となりました(笑)。

この後のスケジュール
初回手続き後は次の予定があります。
- 約2週間後:雇用保険説明会(2時間程度)
- 約1か月後:最初の失業認定日(初回認定日)
- 以降:認定日のたびに持ち物と求職活動実績が必要
受け取った「雇用保険受給資格者のしおり」に詳しく書かれているので必ず確認しましょう。

日時を間違えないように!きちんと確認しておきましょう。
まとめ
- 初回手続きに必要なのは「離職票・マイナンバー・通帳(キャッシュカード)」。
- 離職票-2の「離職理由コード」「具体的事情記載欄」(砂粒文字)は必ず確認!
- 初回手続き後は説明会と初回認定日のスケジュールがわかる。
また、ハローワークの雰囲気は独特で、建物は古く暗め、職員さんの電話応対の大声や早口の説明に気持ちが落ちる瞬間もありました。
けれど毎日何十人にも同じ対応をしていると思うと、本当に大変なお仕事だと感じます。
👉 制度自体はとてもありがたいもの。多少の雰囲気に圧倒されても、必要な手続きは着実に進みます。少し気持ちが沈んでも「みんな同じ」と思って、制度を活用しながら前に進んでいきましょう。
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