雇用保険説明会に行ってきました。
失業保険をうけるにあたり、まずはこの説明会に参加する必要があります。
この説明会は、失業認定日の扱いとなります。
失業保険の初回手続きで、失業認定日一覧表というのを渡されているのですが、このスケジュールに沿って今後も動いていくことになります。
雇用保険説明会とは、どんな説明会なのか?また注意点やポイントを私の体験談とともにお伝えします。

この記事はこんな方におすすめです。
・初めて失業保険を受ける方
・50代での転職活動や再就職に不安がある方
・「説明会ってどんな雰囲気?」と不安な方
初回雇用保険説明会とは?基本の位置づけ
失業保険を受けるためのスタート地点となるのが、この初回説明会です。出席が必須で、認定日の扱いになります。
項目 | 内容 |
---|---|
出席 | 必須(認定日の扱い) |
所要時間 | 約1時間半〜2時間 |
内容 | 制度の説明、今後の流れ確認、必要書類の案内 |
説明会に必要な持ち物と準備
事前に配布された「受給資格者のしおり」と「失業認定申告書」を持参すれば基本的に大丈夫です。会場では職員の説明に合わせて記入する場面があるため、ボールペンは必須です。
持ち物リスト
- 受給資格者のしおり(冊子一式)
- 失業認定申告書
- 筆記用具(特にボールペン)
当日の会場の雰囲気(体験談)
私は開始20分前に会場へ到着しました。5分前を過ぎると一気に混み合い、エレベーターも混雑。若い人からシニアまで幅広い年齢層が集まっていました。
会場の雰囲気メモ
- 20分前到着 → 前方の席はすでに埋まっていた
- 開始直前 → 一気に混み合う
- 年齢層 → 20代〜シニアまで幅広い
通常は「基本手当を受給される皆様へ」という映像を見ながら説明を受ける流れだそうですが、この日は機材トラブルで映像が映らず、しおりを使った口頭説明に切り替わりました。職員の方は3名が交代で担当し、とても丁寧で分かりやすい説明でした。
ちなみに、その映像はしおりに記載されたQRコードからYouTubeでも視聴できます。私は帰宅後に改めて視聴し、会場で聞き逃した部分を補いました。
説明会で伝えられた主なポイント
説明は大きく分けて3つに絞られていました。
- 失業給付の仕組み
認定日の流れを守ることが大切。書類の提出や日付スタンプはすべて証拠になる。 - 求職活動の範囲
ハローワーク求人以外も可能。ただし証明方法や条件に注意が必要。 - 再就職手当
支給条件に「紹介状が必要」のケースがあり、思い込みで進めると損をする可能性がある。
紹介状が必要なケースについて
この説明会で特に印象に残ったのは「再就職手当には紹介状が必要になる場合がある」という話でした。自己都合退職などで給付制限を受けた人は、待機期間が終わってから最初の1か月以内に再就職する場合だけ、ハローワークの紹介(紹介状)が必須になります。
細かい条件は地域ごとに配布される「雇用保険受給資格者のしおり」に詳しく載っていますので、必ず確認しておくのがおすすめです。
さらに補足として、以下の説明も各担当者からありました。
担当機関 | 主な内容 |
---|---|
女性キャリアセンター | デジタル人材育成の講習案内 |
年金事務所 | 国民年金の支払いについて |
女性キャリアセンターからの「女性のキャリア支援」についての案内の中で、特に印象的だったのは デジタル人材育成講座 の案内です。
私の住む地域でも受講希望者が多く人気とのこと。私はこれをぜひ受けたいと思い、申込みを予定しています。ただし一ヶ月先のスケジュールになるため、すぐに始められないのは残念です。
内容は在宅ワークにつながるようなスキル習得を意識したものやオフィスでのスキル確認など、パソコンスキルを磨きたい女性には大きなチャンスだと感じました。
👉自分でもChatGPTを活用してスキルアップをしています。
【50代派遣の挑戦】Excel初心者がChatGPTで練習してみた(練習プラン付)
【50代派遣の挑戦】PowerPoint初心者がChatGPTで練習してみた(練習プラン付)
【50代派遣の挑戦】Word初心者がChatGPTで復習してみた(練習プラン付)
女性キャリア支援・デジタル人材育成講座の例(全国)
💡 近年は、女性向けにデジタルスキルを身につける講座や就業支援が全国で広がりつつあります。東京都や大阪府といった主要都市だけでなく、高知県や沖縄県のように地方で独自の育成事業を進めている地域もあります。まだ全国的に数は少ないですが、これからさらに広がっていく流れを感じます。
地域 | 内容・特徴 |
---|---|
① 東京都 | 「女性デジタルカレッジ事業」(入門~応用コース)。Word・Excel基礎からAI活用まで幅広く学べる。託児サービス付き、通学+フォローアップあり |
② 大阪府 | 「Microsoft × Pasona プログラム」。生成AI(Copilot)活用を含む講座。修了後のキャリア支援もセット |
③ 埼玉県 | 「女性のデジタル人材育成講座」。オンライン型で基礎・応用・実践コースがあり無料受講可。PC総合・Web・Office応用・データ分析など多彩 |
④ 千葉県 | 「DX人材キャリアデザインセミナー」。オンライン開催、求職活動実績として認められる場合もあり |
⑤ 神奈川県 | 「女性のデジタルスキル育成講座」(eラーニング)。受講料無料、在宅で受講可能 |
⑥ 栃木県 | 「女性デジタル育成支援事業」。オンライン研修+キャリア相談や就職支援を組み合わせ |
⑦ 高知県 | 「女性デジタル人材育成事業」。地方の中では先行例。SAP・Webデザインなど複数コースから選べる、就労支援付き |
⑧ 沖縄県(那覇市) | 「なは女性デジタル育成支援講座」。PC入門~PowerPointまで幅広い。パソコン貸出制度も用意 |
参考資料(出典)
① 東京都:女性デジタルカレッジ事業(東京都公式サイト)
② 大阪府:Microsoft × Pasona デジタル人材育成プログラム(パソナ公式サイト)
③ 埼玉県:女性のデジタル人材育成講座(埼玉県庁HP)
④ 千葉県:DX人材キャリアデザインセミナー(厚生労働省 キャリア形成支援情報サイト)
⑤ 神奈川県:女性のデジタルスキル育成講座(神奈川県庁HP)
⑥ 栃木県:女性デジタル育成支援事業(NTTヒューマンエクスペリエンス公式サイト)
⑦ 高知県:女性デジタル人材育成事業(高知県庁HP)
⑧ 沖縄県那覇市:なは女性デジタル育成支援講座(那覇市公式サイト)
注意点と実際に感じたこと
説明会の内容は難しいものではありませんが、聞き流すと後で困ることになる部分が多いと感じました。
- 書類に押される日付スタンプは「受給資格の証拠」になる
- 紹介状の扱いは50代の再就職活動で特に大切
- 国民年金未納がもたらすこと
- 流れを一度体験すると、難しいことはなく不安はかなり減る
特に「紹介状必須」という話は印象に残り、制度を正しく理解して進めることの重要性を実感しました。
まとめ|説明会は不安を減らす第一歩
雇用保険説明会は、失業保険を受け取るために欠かせない大事なステップです。ただし、内容自体は決して難しくありません。
- 聞き逃すと後で面倒になる部分はメモを取る
- 認定日までに求職活動の実績をしっかり作る
- 50代は「再就職活動」と「スキルアップ準備」を並行すると安心
説明会では失業保険の流れを理解できただけでなく、女性キャリア支援やデジタル人材講座といった“これからにつながる学び”の情報も得られました。50代だからこそ、この時期を副業やスキルアップの準備に充てることが大切だと実感しました。

内容は地域や時期によっても違いがあるので、必ず
配布される『雇用保険受給資格者のしおり』をご自身でもご確認くださいね。
あわせて読みたい関連記事はこちら
【50代派遣の体験談】失業保険 初回手続きの持ち物・流れ【2025年版】意外な落とし穴
【体験談】ハローワーク紹介状の流れと注意点|50代で会計年度職員に応募してみた
コメント