【50代派遣の転職体験】金融機関で強みを活かし新設チームで成果を出した話

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転職を繰り返したあと、私は再び金融機関で働くことになりました。
配属先は新設チームで、手探りの中から始まった仕事でした。
「これって派遣の仕事なの?」と思うほどハードな場面もありましたが、仲間と力を合わせて乗り越え、やがて会社の中でもトップクラスの成果を出すチームへと成長。
派遣という立場でも、50代だからこそ発揮できた強みを、ここで振り返ります。

金融機関で再スタートを切ったきっかけと決意

何度かの転職を経て、電話オンリーの仕事は精神的にもしんどくなり、週4回勤務の事務職を見つけ派遣として働くことになりました。
パソコンも使うことが前提で、再スタートには不安もありましたが、「今度こそやめずに長続きしたい」と思っていました。
配属は新設チーム。経験のない環境に戸惑いながらも、挑戦の日々が始まりました。


新設チームで直面した壁|コールセンタースキルが活きる

マニュアルは不完全で、紙ベースの業務が多く残る状況。
指示を仰ごうとしても「自分もわからないよ」と返されたり。
業務範囲も広く、他部署との調整で衝突が起こることもしばしばです。
イメージしていた派遣の仕事とは大きく違ったので「これも派遣の仕事の範疇なの?」と疑問を抱くこともありました。それでも、仕事は待ってくれない。目の前の業務を一つずつこなしていきました。

新設チームでの取次業務は、システムが整っておらず、応対履歴を残す仕組みも十分ではありませんでした。そのため派遣社員の私たちは、口頭やメモで営業へ内容を伝える必要があり、スピードと正確さを同時に求められました。
ここで役立ったのが、以前のコールセンター経験です。
事務仕事をしながらも問い合わせを受け、営業への取次もこなす“マルチタスク”の力。
声のトーンを切り替えたり、情報を端的にまとめて伝えるスキルも、事務の現場でも大いに活きました。電話応対の経験があるからこそカバーできた部分は多かったと思います。

👉 コールセンターでは受電と発信、どちらも経験しました。
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50代派遣が発揮した強み|仲間と成果を伸ばしたチームワーク

多忙な業務の支えになったのは、一緒に働く派遣仲間や外部委託先の社員、そして正社員のメンバーたち。
最初は立場の違いもあり、互いにスルースキルを発揮して“よそよそしい空気”が漂ったこともありました。
ですが、危機を一緒に乗り越えるうちに、徐々に信頼関係が生まれ、チームとして成長していきました。

特に印象的だったのは、上司を務めていた年下の派遣社員の方と、常に前向きな先輩です。
年下の上司は斬新な発想と的確な判断力でチームをリード。
一方の先輩は、どんなときも感謝の言葉を欠かさず、その姿勢からとても学ぶものがありました。
この二人の存在があったからこそ、私も前向きに頑張れたと思います。

さらに、先輩と私は50代同士。
これまでの仕事や家庭生活を通じて培った「粘り強さ」「調整力(臨機応変な対応)」「体調管理の徹底力」を活かし、慣れる前に離れてしまう後輩のフォローや、関係部署の“難しい相手”との橋渡し役を務めました。
その積み重ねによって、お客様からの感謝が増え、チーム全体の信頼も確かなものになっていったのです。


金融機関で得た成果と成長|派遣でも評価された働き方の実例

メンバーの努力の積み重ねの上に業務が軌道に乗ってきたことで、部署内でもトップクラスの成果を出せるように。
新システム導入の際にはチーム体制も大幅に拡充され、成長を実感しました。

最初は苦手意識のあった正社員の上司から、最後の日に「戦友です」と言われたことは、忘れられない出来事です。
金融特有の細かいチェックや書類の見方、接し方などの指導も今振り返れば、金融事務の基本を理解することが出来た大切な学びでした。
そして、外部委託先の社員の方達からは”プロフェッショナル“の凄さを見せていただきました。
いいチームで経験がつめたことは有難いことでした。


50代派遣のキャリア選択|退職を決断した理由と次の挑戦

退職のきっかけは、親の入院という家庭の事情でした。
休みながら続けることも可能でしたが、長く働く中で自分自身が消耗していたことに気づきました。

派遣+副業、そして将来は年金+副業という形を視野に入れて、思い切って次のステージに進むことを決意。
「ここでやりきった」という自信があったからこそ、前に進めたのだと思います。


まとめ|50代派遣でも成果を出せる!次のキャリアにつながる強み

50代の派遣には不安もありますが、50代ならではの長所も数多くあります。

  • 長年の社会経験やコミュニケーション力
  • 空気を和らげる調整力
  • 継続してやりきる粘り強さ
  • 体調管理や自己管理の徹底
  • 子育て後のため時間調整ができる柔軟さ

これらを発揮できたからこそ、新設チームでも成果を出せました。
「やりきった」という経験は大きな自信となり、次の挑戦へ進む原動力にもなります。

50代という年齢は、強みの一つ。
私自身もこの経験を通じて、再就職や副業へと前向きに歩みを進めています。

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